僕のビジネス論

書評| 新訂 孫子 先人の知恵

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最近、とある本を読み返しています。
もともと一度読んだ本は、たいがい自分の本棚に眠ったままで、下手したら10年以上
安眠しているヤツもいる。
そんな中ふと思い立って手に取ったのが、大学時代に読み漁った本。

 

 

まぁ名前を知らない人は、いないでしょう。
いわゆる孫子の兵法ってヤツですな。大学時代は、それこそ2回ほど読んだものですが、
今思い返したのは、やはり「今の自分の生活や仕事への応用」という観点で
読んで無かった気がしたわけですよ。
有名なフレーズはいろいろとあるかと思いますが、たとえばこれ。
「知彼知己、百戰不殆」
最近は「彼」を「敵」と読み替えて、訳されているものが多いですね。
まぁ意訳的にはあっているから、いいとおもうけど。
要は、相手を知る。そして自分を知る。そうすればOKよん!って話だが。。。
これってよーくよく考えてみたら、「彼」=「敵」でもあり、自分の行動の対象とも捉えられます。
となると。
「彼」=「敵」=「競合」であり、「彼」=「相手方」=「顧客」であり。
で。
「己」=「自社」なわけでしょ。
うーん、これってマーケティングの基本中の基本である、
「マーケティングの3C」、つまりCompany、Consumer、Conpetitorのことやん。
すげー!。
結構、目からうろこだったりした。
中国四千年の歴史(というと大げさだが)、がまさに現代でも十分通用するっちゅうことは
この先人の知恵がすばらしいと同時に、人間って大して進歩しとらんということも表してないかな?
まぁいいや。続いて。
さらに。
これは僕が一番好きな言葉でありますが。。。
「戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり。」ってやつ。
兵法を説く孫子が、最も尊ぶのは「不戦」の精神なわけでして。
まぁこれって今の自衛隊の精神だったり、日本国憲法の精神だったりするわけですな。
で、これが今の生活や仕事にどう、生かされるのか?と考えると

人間の究極は何もせずとも、「得をする状態がベスト!」ということ。
女にもてるかどうかなら、何もせずとも女が寄ってくる。
カネがほしいなら、何もせずとも儲けられる。
PPMの論理で言うところのキャッシュカウのことやな。
それに確か。
マーケティングの究極目標は
「営業活動をせずにモノが売れまくる状態を作ること」だったもんな。
これこそまさに「戦わずして」「人の兵を屈する」ことだな。
まぁ自分の仕事しかり、人生しかり、この状態には程遠いとです_| ̄|○。。。
さて、もちっと読んで勉強すっか。

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コメント

  1. ncbank2号 より:

    「孫子」いいですねぇ・・・
    諸子百家の中で、最も現代にとって実用的な書物ですね。
    オレも読もぉっと。
    ちなみに、私の人生のバイブルは「荘子」です。
    当時、中学1年のガキんちょだった私には衝撃的過ぎて、
    一時期全く勉強が手に付かなくなった思い出があります。(笑)

  2. 謎のコンサルタント より:

    孫子はいい。私のバイブルである。
    この本を是非経営者は読んで欲しい。そして、理解して欲しい。
    ちまたで出ているちゃらけた戦略本やマーケティング本とはレベルが違いすぎるほど奥が深い。
    私は、この本を6回ぐらい読んだが、その度に新たな発見がある。
    一平も良く気づいた。誉めてつかわそう・・・あはは!

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