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MBAランキング

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先日、大学関係者から連絡が入った。

「国際戦略デザイン研究所が提供する
「MOT&MBA Ratings」というWEBサイトに
MOT・MBA大学院情報&格付けサイトがございます。
そこに九州大学ビジネススクールがランキングに
掲載されておりましたのでお知らせいたします。」

なんだい。
ずいぶんと控えめな書き方だなぁ、大した評価されてねーんかいな?
と思い、まったく期待せずにページを見た。
すると。
[MOT第2位・MBA第2位]
九州大学大学院 経済学府 (九州大学ビジネススクール) 産業マネジメント専攻

と書かれていた。びっくり。
とりあえずは自分が修了した学校が、よく評価されているのは
気分がよいし、
ありがたくもある。中身をしっかり読んでみた。
紹介文は、まぁよいとして。その具体的な評価内容が…
66_fig2.gif
とまぁ、こんな感じ。
一橋や神戸、早稲田、慶応より上という理由がいまひとつわからんが
このサイトがMOTとMBAを両方調べているところを見ると、ちょっとだけ
理系に傾斜してたりすんのかな?
サイトには70校が軒を連ね、その優劣がランキングで掲載されている。
現在QBSは4期生と5期生とが通っている。
入学する年ごとに、そのメンバーのキャラはたぶん異なるのでしょうが
優秀なメンバーが入って学んでいることに変わりはないだろうなぁ。
ただ。
いまだに傾向としてかわらんのが、日本国内の企業においての
MBAに対する認知と活用方法とが浸透していないことに問題だと思う。
結果として、MBAを高く評価する外資や外国そのものへ移ったり
独立したり…という話をよく聞くわけでして。。。。
ちなみに僕らの同級生も、通学中~卒業後で、何人が現職を退き
転職や独立したことか…ってお前もだろ!と突っ込まれそうですが。。。
ただ。
21世紀の日本において20世紀と異なる形で経済力を付け続ける
ためには絶対に経営者に対する教育が必要となる。
逆に言えば経営に関する教育を受けたものを積極的に登用する
世の中にしなければいかんはずである。
とりわけ守られている環境や職種にいると、一生懸命サラリーマンを
続け、エスカレーター的に経営者に上り詰めるのが旧態依然とした
常識だったりする。下手したら子会社や関連会社へ天下りで
経営者のイスに座る人がいるから手に負えない。
とにかく節約、とにかく売上、とにかく思いつき…で経営するような
感じじゃ外国に勝てるわけない。そういうおっさんたちが軽んじる
韓国や中国に、どれだけMBAホルダーがいることか?
どれだけ英語を話せる人間がいることか?どれだけ会社が立ち上がって
どれだけ高い利益率を保持しているか?
MBAがまだまだ日本において黎明期といわれるのは、
結局のところ
「教育を受けたものを、果たしてどう使いどう生かすか?」
という人材の扱い方について、
既存の経営者への教育がまだまだ足りないという
根本的な矛盾があるからじゃなかろうか?

だとしたら。
せっかく育った人材はますます外に行ってしまう。
所属する会社を生かすためのMBAをとろうと思った社会人たちが
所属する会社を見限るためのMBAになってしまった人がいるという
悲劇があるのかもしれない。
これはつらいな。よその国では、あまり起こっていない事例だから。

 
ちなみに。
外国におけるMBAの評価は日本のそれとは大きく異なる。
と同時に。
かなり以前から経営に関する知識が
欧米では研究されてきた。
そしてそれを学びに世界中の人間が動いている。
世界中の人間が日本を注視するのは、その技術力のみ。
日本人の技術力をマネジメントする力に関しては、
意外と注視されていない気がする。
僕が知る限り、システムとして外国から注目を浴びているのは
「松下電器の遵奉すべき5精神」と「トヨタのカンバン方式」くらいじゃなかろうか?

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コメント

  1. 最新・・・ MBA ランキング

    ランキング・・・化粧品ランキングに自動車ランキング、それに占いやブログのランキングなど、日本人ってランク付けするのほ~んと好きですよねwまっランキングの売…

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