身の上バナシ

映画レビュー|スクール・ウォーズより 汗臭さとは?

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ここんとこ、あまり映画を見ないし、予告篇にもあまり関心を持てない。
にも関わらず、ひさびさに気になるものを発見した。
でも、理由はいつもの「にわか映画評論腐れ」的なものではない。
むしろ生理的な反応というものでしょうか???

今更、映画で見るかよ!?と言われそうなネタ、スクール・ウォーズ。
でも、見てしまうかもしれない。いわゆる臭い映画。体育会系版冬ソナってとこか?
予告篇でもあるように、この話は実話。プロジェクトXでも紹介されました。
でもこの話があって、このサクセスストーリーがあったからこそ、
その後のオールJAPANの強さが生まれたんだもんなぁ。
平尾さん・大八木さんみたいなお化けが出てきたわけで。
前回もちょっと話しましたように、最近ラグビー人口が減っています。激減です。
1970年代~1980年代の第二次ベビーブームの頃に増えたラグビー人口も、
それ以降は減り続けているようでして・・・。
ラグビー人口も長年多く、文化としても浸透度の高いはずの福岡ですら惨憺たる状況ですので
この映画が少しでもバックアップになればなぁ。。。と思うわけです。
で、予告編を見ると。。。。やっぱ、懐かしいっすね。あの「汗臭さ」。
先日、この映画のことからラグビーって何?という質問を、社内のとある女子アナから尋ねられた。
「あの。。。。なんか首どうしを絡めあっている、アレ! アレって何ですかねぇ?」
???
。。。スクラムのことらしい。 おどろおどろしく怪訝そうに『何ですかねぇ?』と尋ねられると、
こちらも「何でしょうねぇ?」と思ってしまう。
彼女のイメージではどうも「汗臭い男同士が、なぜ頬を触れ合っているのか?」というニュアンスのよう。
ボクはフッカーというポジションでして、まさにその不気味なスクラムの最前列の真ん中。
練習でも一日最低50回以上はスクラムを組んでた。合宿では朝から晩までエンドレス。
おかげで首は太くなるわ、右耳はぶっつぶれて、血を抜きにいくわで、大変でしたばい。
そうなんよ。汗臭い男同士で、頬を触れ合っていました。「悪かったな!」とでも言ってやろうか?
とかく野蛮で、ルールが複雑と思われがち。それがラグビー。それが今のラグビーのイメージ。やれやれ。
そりゃあさぁ、確かに、
★脳震盪起こして、1時間以上の記憶がぶっとんだり、
★歯が思いっきり折れたり、僕のように下唇にささったり、
★タックルに突っ込んで、相手の大腿骨を折ったり、
★眉毛のあたりを思いっきりパックリと割って流血沙汰になったり、
・・・っていろいろありますけどねぇ。
でも楽しいんだけどなぁ。ラグビーって。
少しはあの汗臭さを楽しんでくれる子どもや高校生が増えるといいんだけど。
って、こういうケガ関係の「痛~い」話をするから、みんなヒクんだろうなぁ。

ちなみにスクール・ウォーズ主演の照英さんは、本当の熱血漢。
以前、ウチの会社が全国放送用に作った旅番組に出てもらっています。
モルジブで原住民のみなさんとおんなじ生活を繰り広げた、熱い熱い方。

本当にいい方で、映画のとおりのキャラだそうです。殴られてみたい。。。
なお、その番組を作ったのも、照英さんに負けないくらいの熱血漢。
で、ボクの同期。で、もとラガーマン。
例えるならば「蛾」のような男。タフガイ。で、スケベ。触られると妊娠する。
でも、同期で最も好きな人間の一人。もちろん元同僚。
テレビを中心に番組制作現場には元ラガーメンが多い。
体力があって、ちょっとバカ。もちろん自分を含む。
ボクも含めテレビ制作経験者=ラグビー経験者がめちゃ多い。
でも、こんな汗臭いヤツが最近減っている気がする。面白いヤツが入社してこない。
ラグビー人口減が原因か?それとも汗臭さを嫌う若年層のそもそもの傾向なのかな?

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コメント

  1. N より:

    この映画、うちの会社も制作委員会に入っています。
    是非見てください。
    勿論、おカネ払って(笑
    そう云えば、motoo.logの最新の記事で
    僕から君にバトンを渡していますので、どうぞ
    よろしく!

  2. nzsheep より:

    トラックバック、ありがとうございました。
    私はスクラムハーフをやっていたのですが、一度だけ練習の時にフッカーをやらされ、あのポジションの大変さを痛感しました。ご苦労さまでした。
    汗臭さの点では、剣道の方がひどいかもしれないので(中学の時やってました)、汗臭さよりも、“痛そう”なのが、敬遠されているのかもしれませんね…

  3. くりおね より:

    はじめまして。くりおねと申します。
    トラックバックをありがとうございました。
    フッカーをやってらしたのですね。スクラムの真ん中で大変そうだなあと思いながらいつも見ています。
    この映画を少しでも多くの方が見て、ラグビーやってみようって思う人が増えるといいなあと密かに思ってますが、「痛そう」なのが難しいところでしょうか。

  4. 岡本明了 より:

     お疲れさま!ただ今京都です。またお彼岸で福岡にすぐもどりますが…。
     今年の修猷館の九州大会惜しかった様ですなぁ。長丘での教え子(松岡2年)もがんばっております。教え子では、修猷館から同志社の4年児島、東福岡から法政の4年磯岡、大分舞鶴から福大の4年上田が現役でがんばってる。(3年生以下を言い出すとキリが無い)
     これも教員時代の宝物。教え子が「ラグビーの楽しさ、素晴らしさ」を広め伝えてくれることに期待する私です。

  5. 明星 より:

     私もこういった臭い(汗臭いんではなく)スポ根映画は大好きですね。「エージェント」「エニー・ギブン・サンデー」(どっちもアメフト(笑))などなど、面白かったなぁ。「エージェント」はちょっと違いますかね。でもやっぱり自分が過去にそういった経験をしていると不思議とそういうネタが好きになっちゃうんですよね~。ちなみに私は陸上の短距離をしていました。陸上は、ラグビーのような汗臭さはないんですよねぇ・・・(;_;)個人競技だからですかねぇ。練習はしこたまきついんですが。おかげで、ドラマも漫画も映画も陸上モノはほとんどない・・・。「炎のランナー」は長距離だし・・・。短距離を扱った映画を作ってくれよぉぉぉぉう・・・

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