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共栄と弥栄と

アジアフューチャー株式会社のファウンダーとして、創業の経緯を振り返ることがあります。
私の祖先は1903年から45年まで朝鮮半島で生活をした日本人入植者でした。たいそう儲かっていたようですが、父の代に至るまで家族は韓国・朝鮮を嫌っていました。私はその「嫌う」声を聴きながら幼少期を育ち、その後は図らずも自ら隣国へかかわりを持ち始めました。高校時代はラグビーの試合で戦った朝鮮高校の選手が発する謎の言語を聞いて朝鮮語に関心を持ち、大学時代は運転免許を取って本籍地が対馬であることを知って現地を赴き、戸籍から祖先が対馬藩の武家であることがわかると出自と隣国との関係に興味が湧きました。そして放送局へ就職してメディア取材という武器を得ました。テレビの現場では、韓国渡航のバラエティーや在日韓国人のおばあちゃんの識字学級のドキュメンタリーを制作しつつも、深い取材には言語が必須だと痛感し、釜山の東亜大学で韓国語をゼロから学びました。その恩師が私に「教え子の就職の面倒を見ろ」と言ったのが、ずーっと心に引っかかってて創業したんです。1998年のことでした。

あれから20年、時代は大きく変わり、情報も人もモノも国境を軽く超えて行き来をする時代となりました。しかしながら外務省の調査によると「韓国に親しみを感じない」と答える日本人が今も50%存在します。韓国が嫌い、韓国政府が嫌い、って話はよく耳にしますし、その感情を持つ日本人がいることはとても理解できます。なんせ私も「嫌う」教育を子供の時から受けてましたから。

ただ「嫌う」のって疲れるし、コストかかるし、その割に嫌ったところで情報はじゃんじゃん入ってくるし「好む」人との余計な軋轢が増えるばかりで非生産的ですよね。だからどうするか?韓国との未来創造、アジアとの未来創造をどうするか?その答えをアジアフューチャーの事業を通じて提供していきたいと考えています。仲良くなりたい人は、より仲良くなる。アジアの国々を嫌う人は、活用できる資源だけを抽出でき、それ以外はかかわらずに済む効率的な環境を享受できる。そんな合理的な関係を未来へ提供できればいいんじゃないかなって思っています。自分の子供たちのために「嫌う」感情を少しずつ消していく矢面に立つことに使命を感じています。 

会長取締役 松清一平 IPPEI MATSUKIYO