僕のビジネス論

就職対策|マスコミ就職で出題される作文の書き方

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実際に就職試験を受けたのは今からもう14年も昔。その当時、たまたまマスコミを受けるための予備校みたいなとこに通っており、しかもそこに選りすぐりのメンバーがたまたまいたため就職試験の対策をほとんど自分たちで網羅した記憶がある。

 

そのノウハウは未だに頭に残っており、継承できるレベルにある。最近、翻って マスコミ就職を目指す大学生の作文を添削する機会が増えた。彼らは一様に「書き方がわからない」と言う。もちろん教える立場であるので、一定の法則を教える。でもその法則は僕らが大学時代に「同級生同士」で編み出したもの。誰からも教えてもらっていない。

 

そんな経緯を考えると大学生の能力自体が落ちている気がしてならんのです。別に自分たちが優秀だったとは言わない。でも明らかに欠落しているものがある。

 
それは。
読書量・新聞購読率。活字との関わりだ。故に、コラムや随筆、社説といったプロの文章に接していないわけだ。文章構成の手本を見てないのだから、当然書く能力があるわけない。

 
しかも。
読書量や新聞購読量が不足しているため彼らの頭の中には、引用できる作品例やデータ、ニュースが枯渇してる。こう考えると、起承転結のほぼすべての段落を書くことができないわけで。そんな程度の能力では、残念ながらどこも合格点を出すことはなかろうと思われるわけで。

 
教えている相手だけは、その辺の危機感を持つ者もおり急ぎ 読書をしたり新聞を購読したりしている。でもあくまで一部。

 
言っても動かない。生活を変えない。内輪だけで盛り上がる。知りたい情報だけ手に入れる。。。そういう学生が目に付く。この年末年始が最後のチャンスと発破をかけた。少しでも教え子たちが、変わってくれればなぁと思う今日この頃。

 
今のままで行くと…。
日本の大学生の能力レベルは、凋落の一途をたどることになるよ。諸外国に一気に追い越されるよ。身近に接してわかる。この現状。今は「がんばれ」としか言えない。学生たちに。。。。。

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