身の上バナシ

解説|退職話 その後のその後

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先も、社内で自分が働くフロアでない別のフロアに足を運んだときの話。今までとまったく異なる、異様な目線を感じた。

結構驚く。

その後も社内外での憶測は次々と沸き出でている。
・もともと副業をしてて、そちらの方が稼げているらしい
(んなこたぁない。)
・6月からウラ局(ライバル社)に入るらしい
(ありえんやろ)
・ホリエモンと知りあいと聞いたが…
(出身県以外に共通点なし)

まぁそんな噂話はどうでもいいが、ひとつだけ合点の行く話を聞いた。それは「気になって仕方ない」のだと。
別に「僕」のことを気になっているのではなく、「自分自身に置き換えて気になっている」のだと。

確かに僕の勤めてた会社はこの3年で離職率が飛躍的に上がり社内には日ごろの業務プロセスや人事異動において、明らかに
恣意的な動きが散見されたり、そこから来る人間不信が漂っている。
ゆえに「辞めたい」という気持ちや「この場を離れたい」という気持ちがみんなの心の中に沸々と出てきている…ということみたい。

でも行動できない。ゆえに行動した人間の動向をまず知りたい…。ということだそうな。ちょっと納得した。

 

とはいえ。
僕個人の考えではありますが。

辞めていく人間に羨望のまなざしで見る人が多い会社ってやはり未来がないと思う。それは未来がないことを暗示していると思う。僕は自分を育ててくれた会社を、未来がないと思いたくないし思われたくない。けどそれが現実でもあることが皮肉にも今わかった。

それにしても今僕が在籍していた会社の管理職以上に最近感じるのは、コミュニケーション能力の低下。せっかく異動希望を出したとしても、それを具体的にヒアリングすることもなく逆に憶測で測ったり、穿ってみている傾向がある。僕の異動希望もそう思われたのかもしれない。だとしたら、聞き取りをする意味もないし、ただただ悲しいだけである。

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