フリーペーパー

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さて、きのう・おとといと記載しました(と言っても実名を出していませんでしたが)、
プランニング秀巧社 シティ情報ふくおか の話題。
結局は、そもそもの原因を「フリーペーパーの進出」や「ITの進出」と
どこも書きたてているようです。
本当にそうかなぁ?
と、いうよりも、どの会社も「ただ広告を打てばいい」みたいな、世知辛い考えになったという
時代背景があるんじゃないのかなぁ?
以前、プランニング秀巧社のとある方から、こんなことを言われた。
「弊社は何の会社だと思いますか?」
「えっ?出版社じゃないんですか?」
「それが違うんですよ。イベント企画も含めた、ブームメーカーなのです」と。
確かにそうだと思う。
言っては悪いが、クーポンをバカバカ載せる、フリーペーパーとは異なり、
掲載内容のコンセプトや、自ら仕掛ける「企画性」というものが、「ふくおか」にはあった。
だから、創刊30年という長い歴史を刻めたのでしょうし、今まで数々の実績を築けてきたんだと思う。
結局は、「みんなで盛り上がる」とか「地元を活性化させる」と考える会社(クライアント)が減り、
「とりあえず自分のところさえ、よくなればいい」という考えに各社が変わったことが背景じゃないか?
と思ったりするわけで。
この場合、前者は「WIN-WIN構図」であり、後者は「WIN-LOSE」構図となるわけで。
勝ち負けが二極化するのは、アメリカの場合は世界恐慌の前の状況みたいなもので、
最近、日本国内で勝ち組・負け組という2つの色で分けられる、イヤな二極化が
全面に出ているような気がするのです。
クーポンなんっちゅうものは、結局は自分の店へのレスポンスを増やすだけのものなのです。
自分の会社の価値を下げてでも、客に来て欲しいという「目の前」の売上を上げるための
ツールにすぎないと僕は思うのです。
はっきり言って、クーポンユーザーは「気まぐれ」な方が多く、これらの方々の来店をもって
リピーターになるとは、とても考えにくい。
クーポンユーザーの個人情報の取得や、マーケティングを行っているのかな?
フリーペーパーへの出稿社っちゅうのは。
こんなことを考えると、やはり「シティ情報ふくおか」だってもっと顧客マーケティングを細かく
実施していたら、まだなんとかなったのかもしんない。
と思っている、今日この頃ですよ。


で、本当にフリーペーパーというヘンなツールは、
顧客である飲食店などにとって、大事な存在となるのでしょうか?
僕にはそう思えません。
客単価を下げるなんて、僕は飲食業界において考えられないことと思うのです。
知った方から条件を聞くと、かなりクライアントにも厳しい内容。
ゆえにフリーペーパーで来た顧客と、シティ情報ふくおかでやってきた顧客とを
僕は単純に比較することも、秀巧社さんの回復への一歩になるのではないか?と思いますよ。
本来、あまりスキではないフリーペーパーの話題はこんくらいにしておくか。

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コメント

  1. おーくぼん より:

    フリーペーパーでしょ、おいらもゴミゴミしてて好きくない。
    でも多いんだよなぁ、フリーペーパー何冊か抱えつつメシ屋にいる若い娘って。
    僕は「情報の価値」の世代間格差だと思います。
    まぁ供給側がそうさせたのかもしれんけどね。
    これはテレビも同様。

  2. kanchin より:

    「脱!ホッ○ペッパー」が私の仕事先の今の至上命題。
    その鍵を握るのがfelicaではないかと模索中です。
    クーポンをメール配信に切り替えた時期もありました。
    (個人情報を登録してもらって)
    しかし、フリーペーパーの手軽さの前に効果がありません。
    私「ホッ○ペッパーを本日ご利用ですか?」
    客「忘れました。今からとってきます」
    さらには
    私「ホッ○ペッパーを本日ご利用ですか?」
    客「忘れました。持ってきてないとだめですか?」
    私「(当たり前やろ!)はい。お持ちいただけないと
      特典はありません。」
    客「じゃ、出ようか」
    私「・・・。またお待ちしてます・・・。(ぶちきれ)」
    目的のクーポンを切り取れば後はゴミ。
    週末ともなれば膨大な量のHPの冊子の残骸が残されます。
    環境にもよくないよな。あれって。

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