これは食わねば

グルメ|うわのそら 冬の味 タイラギ

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先日、とある接待で「うわのそら」という店に赴きました。
この店は、酒屋さんの直営店でして、酒も料理もすべて驚くばかりのものばかり出てきます。
さて、その席で出てきた一品に驚いたものが・・・。

↑↑↑  タイラギ 。
ご存知でしょうか?数年前までは毎年冬に食べることができた、有明海の幸。
テレビの現場の頃は、12月といえば山門郡大和町か柳川市あたりで
生中継をして、タイラギの貝柱とビラの部分を生で食すのが定番でした。
そのタイラギを今はほとんど食することが出来ません。
原因はお察しの通り、諫早湾干拓事業のせい。
タイラギやノリをはじめ、有明海の海の幸をことごとく死に追いやった
憎むべき公共事業とボクは位置づけています。
事業の意義を時代と共にコロコロ変え、決めたことを中止しない役人のやり方には
本当にヘドが出ます。
さて。
そんな木っ端役人どもの文句は、書くだけでムカつくのでこれ以上は言及いたしません。
で。
その「うわのそら」で、タイラギが殻つきででてきたわけ。
同僚タカシは「へー、これがタイラギですかぁ。初めて見たー!」とのん気でかわいいリアクション。
ボクは目を丸くして、目の前の光景が信じられずにいたのです。
思わず店長に
「これ本物ですか?」と失礼なことを言ってしまった。。。。
「貝殻と、貝柱とビラが全部あるから、これで本物の証明になりますよね!」と森店長。
やられた。
どこでどうやって入手した・・・というか獲ったのかは知りませんが、とにかく驚いたばかり。
ボクに言わせれば、貝柱そのものの味はホタテよりもタイラギが上と
勝手に思っています。
どうしても、北の海の幸より、南の海の幸を贔屓してしまうなぁ。
とはいえ。
最近は、何が北の幸かどうかも知らん輩が老若男女増えてきて、嘆かわしい限りですけどね。
やれやれ。

うわのそら [ その他 ] – Yahoo!グルメ

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ちなみに。
秋の代表的な魚といえば「秋刀魚(サンマ)」と誰しも挙げます。
地元のバカリポーターやアホチンパーソナリティも異口同音にそう言います。
が。
福岡の近海でサンマは獲れません。つまり土着の食べ物ではないのです。
スーパーなどで買えるサンマちゃんは、みんな気仙沼や銚子で水揚げされたものばかり。
そんなことも知らずに土着の食いもののごとく、コメントするバカたちに辟易とします。
福岡の秋の味覚は、なんといっても「サバ」です。
11月初旬の秋サバは至高の味です。そして。
同じく11月~冬の海の幸の王者は「アラ」。キロ○万円。。。。という高級魚ですが
食ったらぶったまげるほど、うまいですよね。
土着の味を味わえなくなる世の中になりつつある、今がかなり嫌い。

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