身の上バナシ

ホウソウ業界

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どうでもいい話かもしれませんが、ボクは「法学部」を卒業しました。
入学する前、それこそ小学校のころから「弁護士になって、金稼いでやる」という
不純な動機をしっかりと持ち続け、
その意思が入学を実現させるポテンシャルになったのかもしれません。
弁護士=金持ちという小市民が抱く勝手な先入観で法律を勉強していたのですが
法律をきちんと学び、一方で法曹社会の方々の仕事の内容を聞き出すうちに
「ボクにはできんな」「ボクには向いていないな」と思うようになったのです。
今思うと、この判断は当たっていたかもしれません。

ということもあり、ボクのような不純な動機を持った法学部卒のヤツはほとんどいない
あくまで正統派の法曹界の方々が参加者に多い会に出席しました。
こう書くとものすごい仰々しい場のようですが、要は単なる同窓会みたいなもんです。
ボクが加わっていたゼミナールの歴代のメンバー+現役生が一堂に会する「ゼミ総会」が毎年
2月に行われるので。。。
まぁ行く度に思うのは、本当に周りの方々は立派な人ばかりだなぁということ。
ボクが加わっていた「五十川(いそかわ)ゼミ」というのは、民法のゼミ。民放ではありません。
私法ですね。大学時代の学生間では「民法はカタイ。民法はつまらん。民法はわかりにくい。」と
よく聞いておりまして、なかなかとっつきにくい科目だったのかもしれません。
なぜそう思われるか?それは学生ゆえに経済活動をしていないから、実感がわかないんですよね。
家・土地を買う、借りる、担保を設定する、契約を履行する、できなかったらどうなるか?
損害賠償ってなんじゃ?請負、委任って何じゃらほい? そりゃそうだな。
でも今、社会人を10年やって思うのは、
民法って人生にもっとも役立つ法律の学習だったなぁということ。
サラリーマンである限り必要なのは民法と商法ですね。
だって一般生活では犯罪をわざわざ犯すこともないから刑法知ってたって一円の得にもならんしな。
とまぁこうやって物事の損得で考えるところが、ボク的な思考なのですが。

ゼミ総会の最後は必ず、五十川直行教授による「贈る言葉」。 別に歌うわけじゃない。
今まで必ずアルファベットに凝縮して伝えられてきました。
WASP WASHなどなど、毎年聞きながら身が引き締まるわけ。
で、今年は何かというと???

ABCでCは二つあると。?なんじゃそりゃ???
またもや興味深げに聞いてると・・・
A・・・ACTIVE 毎年先生が掲げられる言葉の一つはこれ。行動力ですね。
B・・・BALANCE バランス。何事にもバランスや釣り合いを思考の中に入れることですね。
大事なことです。これは場合によって相手のことを考えることや、別の視点を持つことも
意味していますよね。うーん、含蓄あるなぁ。
C・・・Cって何だろう?と思っていたら出てきた言葉が
Copernicus つまり「コペルニクス的転回」であると。
コペルニクスが従来の天動説にたいして地動説を主張して、
天文学に大転換をおこしたのにたとえて用いた言葉ですよね。
要はこいつを起こさなあかんっちゅうことやね。 うーむ。今だから必要な言葉かもしんない。
で、さらにもうひとつのCって何?と思ったら
やっぱりCIVIL LAWですと。根っから民法を愛する五十川先生らしいオチだったな。
ついでにもうひとつのオチは、コペルニクスは2月19日生まれだったそうな。へー。。。。

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コメント

  1. yoko より:

    楽しかったですね。また お会いしましょう

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