リセット

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また僕の周りの親しい人が一人、現状をリセットして新しい仕事を始めることを決意しました。
今まで僕の周りにいた、いわゆる普通のサラリーマンとは訳が違います。
今回のパターンは「取締役」。当然のことながら報酬や地位、そしてそれ以上に「顧客」を持っていた。
たまにこの場で紹介しました料亭の店長さん。
きょうお会いしたところ、「会社を辞めます」と切り出した。
???
意味を理解するまでに、2~3分かかったのです。
「あら?どちらの会社にお勤めでしたっけか?」と、一瞬思う。だってこのお店の店長じゃん!
とにかくリセットするんだそうな。
齢40にしての再出発。すべてをかなぐり捨てて、会社を立ち上げ、切り盛りする。
という世界に自分自身を置きたいらしい。
驚愕。同時に感銘。
乳母日傘に守られた放送局のサラリーマンには考え付かない。
当然のことながら、顧客のみなさまからは「なんでやねん?」と尋ねられる。
経営者の長である、お兄さんからははじめ「謀反を起こすのか?」とまで勘違いされた。
でもそうではない。
最も短い言葉で言えば、そんな彼は「職人であり続けたい」だけなのです。
自分自身の作る仕事を、顧客に提供し、それを持って対価を受け取るという
極めて単純な経済活動の渦中にいることが、自分らしいということかな?
改めて自分自身の人生を考え直す瞬間だった。


僕の周りにもそんな人がいた。
同期入社のアナウンサー。
アナウンサーもやはり「職人」
不本意な人事異動で、別の職につくならば、
会社を辞めてでも「しゃべるという生業」にこだわりたい。
そういう思いで福岡を飛び出て、東京・全国を相手にたった一人で勝負に打って出た。
勝敗はどうか、僕にはわからないけど、少なくても「負けてはいない」と思う。
さて、「手に職」のない、僕らサラリーマン。
起業するにしても、何を支えにひとり立ちするか?その案すらまだない。
ただ蠢いているだけの自分に、ちょっとあせったりしている今日この頃。

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コメント

  1. Tak より:

    別にあせらんでもいいやん。
    じっくり、来るべき時が来るのを待つのも大事ですよ。
    折角、充分なポテンシャルがあるんだから、どんと構えてね。
    「待てば海路の日和あり」です。

  2. webmaster より:

     その方はKという店の方かな?
     それぞれに道があるからあわてんでもいいっちゃないと。
     ただ、何が起こってもいいように心構えはしておかないとね。
     頑張りましょうや。団塊ジュニアは。

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