福岡あれこれ

機転

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ちょっと気まずい現場に遭遇したとき、なんとかして機転を利かしごまかすという
頭が働くかどうかで、実はその人間の「賢さ」を占うことができるものです。
その逆を述べるなら、あまりにもマズい態度をとることで、その人間自身の
頭の悪さを露呈することがあったりするわけですよ。
先日こんなことがありました。
場所は福岡市内のとある飲み屋。結構いいお酒を飲ませてくれるお店。
前の部署のときは、役員クラスのメンバーと来たこともある、お店です。
ちなみにそのお店とは、こちら!
そこで、会社とはまったく異なる人間関係の友人、計6名で楽しく酒をたしなんでおりました。
と、そこへカップル参上。
「おや?」と、すかさず僕の目が光ってしまった。
そこへ現れたのは、僕と同じ会社の男女だった。
男性は僕の存在に気付いていない。
女性は僕の存在に、店に入るか入らないかの瞬間から気付いていたようで、
僕の方には決して顔を向けず、やや俯きぎみでカウンター側を向きながら
歩いて入って来、そして僕らには背をむけつつ、2人はおもむろにカウンターへ座った。
面白いことに僕と一緒に飲んでいた、僕以外のメンバーも
この不自然な動きをすかさず気付いていたこと。
何につけても「不自然な動き」というものは、「目立つ」わけですよ。
女性は、「おそらく僕が気付いていない」と踏んでいた様子。
ところが。
以前同じ職場にいたこともあり、その髪型や体型、さらにははいているスカートの柄など
見覚えのある風貌がいくつもあるから、
「わたしなのよ~!」と背中が叫んでいるようにしか見えなかったなぁ。
さて、この2人はどうするのかなぁ?としばし後ろから眺めていた。
すると。
女性が男性に小さい声で話している様子。当然後ろどころか横も向かない。
これまた動きが不自然。
男性は、寄り添って話す女性の姿がうれしいのか、終始ニヤニヤとニヤけて話を聞いている。
「女の前でデレっとして~」と表現される顔とは、これかぁ・・・と勉強になった。
さて、この状況下。
女性が、どうやら僕の存在を、男性に伝えた模様。
すると。
とたんに、その男性も、僕のいる席を意識し、顔を全く動かさなくなった(^^)
「おいおい、丸見えやぞぉ~!」
やさしく声をかけてやろうか?という出歯亀根性が出かかったが、ほおっておいた。
と、そのとき。
おもむろに2名は立ち上がり、カニのような横歩きにて僕らに背を向けたまま、
何も注文せずに帰っていきました。
やれやれ。
出て行った直後、僕と一緒に飲んでいたカワハラさんが、
「ippeichan、今のカウンターの人、ちょっと変やったよねー。知っている人?」
さすが、勘が鋭い!人間観察の目も尋常ではない。
「すんません。実はあれ、2人ともウチの会社の人間なんよ。後輩。。。。」
「へー(^^)。あんな、変な態度とるけん、余計に怪しく見えるんだよなあー。」
ホントそう思ったな。お忍びならさぁ、以前会社のメンバーで来た店なんかに来るなよな。
まずもって、この段階から機転が働いていない。
しかも、こっちがわかっていないと思っている・・・その洞察力のなさが、これまた頭悪い。
そして、超不自然な振る舞い。
女性が感情的に僕の存在が嫌ならば、せめて男性だけでも女性の名誉を守りつつ
僕にきちっと挨拶すりゃ、事なきを得るのにね。ケツの穴が小さいとでも言いましょうか、
こういう様子を見ると、余計に腹が立つ。
遭遇した男女は元来どちらも僕にとって全く興味関心がない人間だし、正直言って女性の方は
僕が嫌いな人間なので、この2人がどこで何しようが知ったことではないのですが、
「機転の利かない人間」が同じ社内に2名もいるのか。。と思うと情けなくなった。
ちなみに、一緒にいた男性は既婚者。あー言ってしもーた。
何の特にもならん、情報とはとてもいえない話題を、掲載してしまったな。
まぁいいか。たまには。こういうゴシップネタも。

それにしても
こういう遭遇ネタを経験するたびに
「福岡という町は狭いなぁ」と思ってしまう。
見つかりたくないなら、徹底して人目の付かないところを選び、
見つかることを前提に、お楽しみをした方が気が楽だったりするね。
まぁ僕だって人のことをとやかく言えるような立場でもないので
誰がどこで何してるか、うわさを立てるのはあまり好きではない。
ただ、腹立つ態度をとられるとちょっとむかつく。
そう、こうやって人を怒らせたときの噂って、すばやく広まっていくんだろうなぁ。
いい勉強になった。

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コメント

  1. 謎のコンサルタント より:

    この話題は面白い、面白すぎ。
    その女性は多分あの方だろう。
    あー状況が目に浮かぶ。合掌。

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