僕のビジネス論

タヌキが出る町?

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きょうの話なのだが、イオンショッピングセンターに行ってきた。
いわゆるジャスコだな。

行ってきたのは、福岡市西区。
九州大学の伊都キャンパス移転に伴う、一大再開発の目玉の一つ。
相変わらず、でかかった。
で、実はこのジャスコっちゅう大型小売店舗は、結構画期的な出展戦略をとっている。
ジャスコの社長いわく
「タヌキがでる場所にジャスコを建てろ」とな。
言い方が悪いが、要はド田舎に建てろ、ということ。

ジャスコが日本一の売上を誇ったとき、とあるテレビ番組が、渋谷の駅前でインタビューしてた。
「ジャスコって知ってますか?」
当然「知らない」の答えが連発して返ってくる。
今でこそ東京でも知られてきたけど、やはりこの会社は田舎出店にこだわってる。
理由はいろいろあるらしいが、まずは田舎特有のモータリゼーションにひっかけた
戦略に特化している模様。ゆえにラジオにもCMを出してくれる。ありがたい。
未確認な情報ではあるけど、確か駐車場の仕切り線をUの字にしたのも
ジャスコが最初と聴く。

そして。さらにすごいのは…。。。

「田舎町の雇用活性化」ここに主眼を置いているそうな。へー。
こんなミッションをおいたら地元自治体や地場の商工会も一気に
賛成に回るよなぁ。
で、なぜそんなミッションを置いたのか?それは…
例えば、○○町の××おばちゃんが、弁当コーナーにパートで出ることになる。
××おばちゃんは、その町の人気者。世話好き。
となると。
そのおばちゃん目当てに、知人・友人がどっと押し寄せる。
ジャスコで井戸端会議、うわさや口コミがそこで生まれ、実は結果的に
絶大なマーケティング効果が生まれるわけで。
まさに「タヌキが出る場所」への出店は、発想の転換ともとれる
大胆な戦略だなぁ~と、改めてその地に赴いて感じてしまった。
ちなみに、今回はタヌキを発見できなかったけど。。。

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