サラリーマンとビジネスマン

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先日、某局に勤める男と、お茶をする。
こいつは、経理財務や人事労務など、いわゆる管理部門を
ずっと扱ってきたやつでして、放送局っぽくない男。
で。
彼曰く。
「放送局にはサラリーマンばかりで、ビジネスマンがいないな」と。
ほほぅ。厳しいお言葉だ。
まぁ意味合いはわかるのだが、あえて聞いた。
「なんでやねん?」
まぁ一般の社員も管理職も、果ては経営者に至るまで
財務諸表の読み方を知らん。会社が行き続けるために何をせないかんか
そこらへんが、全くわかってない。
売上を上げる。まぁ大切だろう。でもそれがすべてじゃない。
それ以外をわかってなさ過ぎる。安易な売上至上主義は会社を滅ぼす。
100万売って、100万使うようなことが頻繁に起こっているから。
それだけではない。ウチも含めて問題点は社員全般に広がっていると思うな。
つまりビジネスマンかどうかどころか、サラリーマンとしての質すら下がっているわけ。


たとえば。
ビジネスにおけるメールの書き方。
40歳を過ぎた男が、それすら書けない。
いきなり「○○さんへ」なんて書き出すだけに…。
挨拶ができない。常識を知らない。学習しようとしない。
各ソフトの扱いを学ばない。
減価償却費 この字を書けないやつがいた。
意味を知らないやつはもっといる。
「減価償却費が発生するので、お金がありません。」
「はい、わかりました。そうですか。」という会話をしていた。
学力低下は、子どもだけの問題ではない。
大人になって全く学習しないヤツは、安穏とした企業にゴマンといる。
嘆かわしい。

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