字のうまさ

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非常に恥ずかしい話だが、僕は自身が書く字に自信がない。
それっぽく書けても、所詮は我流である。

毎度のことだが、冠婚葬祭時の筆文字には本当に骨を折る。
とりわけ筆ペンが嫌いで、すぐににじんだり、強弱付けて
かえって字が変になったりするのです。

昨今は、パソコンの普及が相まって字を書く機会は減る一方。
当然のことながら、筆文字に至っては機会は年に数回だ。

不思議なもので、子供の頃 「習字」の評価は悪かったくせに
これが高校時代の「書道」という芸術分野になると評価がよかった。

きたねー字を書く方が「味がある」なーんて言われたりするからだ。
もちろん、本当に子供の頃から習字を学んできた人は、
例外なく書道においても揮毫は鮮やかである。

文字通り、筆を選ばず…というものか。

どうしてこんなことを書いたか?というと、最近「電子化」が進むことに伴い
「紙」と「筆」という概念が減ってきているようだからだ。

偶然それを思い起こす建物を、先日目にした。

場所は兜町。東京日本橋だ。
たまたま野村證券の本店前を歩いていると、その向かいに面白い店があった。

「揮毫」 そう、こいつを売る店だ。
その下に「株券」とある。つまり株券の字を書く専門の店だったのだ。
これには驚いた。さすが兜町。

でも、もうすぐ商売上がったりになるかもです。
このままだと。
でもそれ以上に。
僕は各人が書く「揮毫」こそ、電子化…つまりイメージ化しちゃえば
さらに売り物になるかもなぁ~って思うんですけど。

字が下手っぴな僕には、そういうビジネスが成り立つような気がするのです。
ご霊前とか、寿とか字をダウンロードできると、ありがたいんだけどなぁ。

まぁそうなると。
今度は、はんこでそれらの文字を作ってた人たちが
商売上がったりになる。
何かを取れば、何かが食われる。
世の中むずかしいなぁ。

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