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韓国以外狙いのインバウンドが低リスクと思ったら読むブログ

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やっぱりインバウンドと言えば親日な台湾だけ狙えばいい!

政治関係はすぐに悪化するし、不買運動はするし、ろくでもない連中ばっかりだから、韓国に頼ったインバウンドの仕事をやるのはリスクが高いなぁ、などと言う人をここに来て見かけるようになりました。そんな人たちは、これまたよく異口同音に言うのが「台湾は親日だからリスクもないし、気分も良い。台湾とだけ付き合えばいいんだよ」ってセリフ。ふーん、なるほど。過去や現在の状況を、ファクトに基づいて判断できているのか?少し考えてみた方がいいと思います。

韓国人団体客頼みの施設は軒並み来訪者数も売上も減少している

韓国人客の来訪者数が減った理由はどこにあるのか?

そもそも日韓の航空便数が減ったのは何故だ?

まずはこちらのグラフを見てください。これは韓国へ訪問をする外国人数と、上位五か国に関する国別来訪者数の3か年推移です。

日本人は、韓国(から見た/の)インバウンドの現状を知らない方が大変多いように感じます。韓国は日本よりも相当古くから外国人観光客を受け入れてきたインバウンド先進国です。日本の方がずっと後輩で、サービスも遅れを取っています。

2016年~2018年の直近の過去3年を見ても、中韓の政治情勢に左右されて2016年と比較して、数値が大きく落ちているのは、中国→韓国の渡航客数だけです。しかし以降において減ったと言っても、着目すべきはそれでも年400万人の訪韓中国人のパイを堅持できていることです。さらに、台湾人も日本人も、韓国を訪問する総人数はあまり変化が無いことも特徴であり「固定客」「ファン」をしっかりと確保し続けていることがグラフから読み取れるのです。

過去3年、日本人客も固定でほぼ年250万人レベルが渡韓しています。しかしながら、韓国→日本の来訪者数は500万人から750万人の時代へと進み、LCCは地方空港への便を次々増便させました。繰り返しますが日本⇒韓国の渡航者数に変化がないにも関わらず。。。

 

LCCは搭乗稼働率が7割以下だと採算ラインを割り込みます。

そして航空機とは往復双方の座席占有率が高まらないと、いつまでたっても黒字化することはありません。したがって各地方空港から発着の韓国系LCCが日韓関係の悪化という最高に使い勝手の良い言い訳を用いて、次々運休させた最大の理由は「当該地の日本人の韓国へ渡航する人数が増えなかったから」にほかなりません。自分の街だけ潤えばよい。僕は韓国には行かないけどね。という日本人がなんと多いことでしょうね。

 

親日だから付き合う。反日だから拒否する。で、基準は?

就航していた便が消えた理由は韓国人が反日だから。。。

というのは全くの嘘であることはこれでお分かりになったと思います。厳しい言い方をすれば運休があった各地の方々の自業自得でしかないのです。そんな現状から目を反らし「これからは親日な台湾とだけ付き合えばいいんだ」などと言う人を見かけます。

韓国政府が現在、日本をバッシングする政策を取っていることは事実です。現在の韓国政府は日本政府から見ると到底受け入れがたく理論すら通っていない政策を矢継ぎ早にしていることは明確であり、筆者も非常に憤りを感じています。

ベストセラー 反日種族主義

しかし一方で反日種族主義という、韓国政府の反日主張を全面的に否定した本がベストセラーとなる今の韓国において、国民感情がどの程度反日であるかはいまだに判然としません。筆者の肌感覚では、政権与党とその票田以外には斯様な思考や行動を感じませんが。。

少なくとも日本へ数度来訪する韓国人の思考が反日的で、日本に来るとトラブルを起こしたり、使うお金も少なく、客として定着しないだろうと言い切れる因果関係のエビデンスをあなたはお持ちでしょうか?

私はそんな統計や解析データを見たことがありません。やれ反日、ほれ親日。そんな訳の分からん基準で顧客を切り分けますか?

 

親日ボケの日本人に怒る、台湾人の本音を知っているか?

じゃあ、百歩譲って台湾インバウンドにスイッチしよう!としたとします。

昨年、似たようなことを言っていた某自治体連合体の会合に出たことがあります。そこに台湾からのご一行様もお越しになり、各自治体のお偉い方たちはこぞって歓待ムードを出しておりました。そんな折、台湾から来られたご一行様が挨拶で話した一言に、会場が静まりました。

「あなた方は台湾に来てくれないですよね。台湾へ来てください。」

彼らが怒るのも無理はないですよね。

過去10年間で、台湾を訪問した日本人の増加人数はわずか100万人(延べ人数)。リピートしている客が多いのであれば、重複を除いた人数はさらに少ないだろうということが想像できます。

日韓で比較してもパスポートの発行数の低さは、日本は顕著です。パスポート保有数が人口の20%にも満たぬ我が国の現状を見てみますと、地方都市にお住いの方が特に目立つところではあります。
日本には海外渡航をしていない人、そもそもパスポートを持っていない人が本当に多いようです。これらの実態を何ら改善させぬままインバウンドビジネスに着手し、LCCを招聘しまくった成れの果てが今の相次ぐ欠航なのです。

 

じゃあ貴方の人格や品性が週刊ポストと同じと言われたらどうする?

このような実態をきちんと把握し、反省せず、今後に向けて具体的な対応策を考えぬどころか「韓国人は反日だから、もう呼ぶな」とよく言えるよな、と純粋に筆者は感じるのです。

そうすると二言目には「俺はそもそもあんな国には行きたくない」と言い放ちます。年間250万人~300万人も日本人が毎年訪問し、外務省の海外安全情報に21世紀に入って一度も危険情報が出たことが無い大韓民国へ訪問しない理由はもはや「嫌いだから」だけなんですよね。そういう方って、インバウンドビジネスも含め、国際事業を止めた方がいいと思います。

 

仮にもしあなたが「品性の無い嫌韓野郎だ」と知ならない突然韓国人に言われたら、どうしますか?あたかも「あんたは週刊ポストそのもののようだ」と、知らない韓国人から突然ののしられたら。。しかもその理由が「あなたが日本人である」ことだけの理由で言われたら。。。どうしますか?

筆者は心底、そいつを軽蔑すると思います。

あなたは今、韓国政府へ、ではなく「韓国人(顧客)」へ、そういう言動を取っていませんか?

 

政府批判は大いに結構だと思います。筆者も日本人として譲れぬ話は多数あり、現政府の姿勢は支持します。

しかしその批判の矛先が、

一般の方、しかもわざわざお金を払ってくれて、我が国に来てくれる良質なお客様に対して根拠なき批判をし、挙句の果てに「お前は反日だろ」と面と向かって投げかけることが日本人として良識ある正しい行動なのかどうか?

 

改めて考えてみた方がいいのではないでしょうか?

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