韓国向けインバウンド情報

解説|マーケティング理論における 再認・再生 とは?

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KOTFA 韓国国際観光展示会に日本の自治体が出したブース

今回2010年6月3日~6日の出張の目的のひとつは韓国国際観光展示会(KOTFA)へ参加することにありました。今回の会場を改めて拝見して感じたことは、韓国国際観光展示会(KOTFA)を見ると世界での戦い方を考えさせられる。。。。という課題です。

 

我が日本国は、会場内において国によるブースの島買いが行われ大きなゾーンが構成されました。そしてそのブースは小分けされ各地方自治体等が出展していました。まずはその様子をひととおりご覧下さい。

↑↑↑↑↑  青森県のブースです!!

↑↑↑↑↑ 広島県・岡山県の合同ブース?! ですね。

↑↑↑↑↑ 北海道のブースです!!

↑↑↑↑↑ 静岡市のブースです!!

↑↑↑↑↑ 岐阜県のブースです!!

↑↑↑↑↑ こちらも北海道!

↑↑↑↑↑ 北海道はかなりのスペースを使っているのかなぁ?

↑↑↑↑↑ 中部地区の観光推進機構のみなさま

↑↑↑↑↑ 沖縄県のブース。こんな状態でいいのかしら??

↑↑↑↑↑ ミニステージでは、開港まもない茨城県のPRが行われてました。

 

自治体プロモーションが謳う「均等・平等」は顧客目線ではない

さて。
これらの写真を見て、皆様どのようにお感じになられましたでしょうか?マーケティングの視点からお話しますと、戦術になっていないフシが散見されます。各自治体(特に都道府県)でPRを実施すると、必ず話にあがるのは 「各地(市町村)を均等に扱わなければならない」という建前です。

 

しかしお客様を受け入れるというマーケティングの場においてこの建前は死活問題になります。事実、他国の政府観光庁などは均等に扱っていますか?韓国観光公社がすべての道を等しく扱いますか?それよりもソウル・釜山。タイ国政府観光庁は? バンコクと各リゾート地。マーケティングの基本の1つに、再認と再生という概念があります。

 

外国人観光客は「日本」というキーワードでまず情報を取ります。もちろん、詳しい人や日本語の知識がある人、さらには日本文化を多少知っている人は、「シズオカ・イバラキ…」などと聞けば、「あーたぶん日本語だな」とは再認します。

 

では渡航を計画するときに、再生させることができるのか?渡航先で再生させるには、インパクトがあるコンテンツや周りの人々の情報共有などがないと、物理的に不可能でしょう。そのためには、各地方においても、「●●といえば××」という第一想起を作ることが大切です。

 

自治体インバウンドプロモーションは、地域資源の「選択と集中」が鉄則

残念ながら今回の日本の各ブースには、この戦術が全く欠落していました。恐らくどこででも同じことを繰り返しているのでは?と懸念しています。重要なのは選択と集中。「都道府県」にこだわらずマーケットが求める情報とコンテンツ作りをしなければ、日本の地方都市に人は訪れません。今回のブース展示と広報戦術を見た、とある韓国人の女の子からこんなレスポンスをいただきました。

 

일본에 많은 지방자치단체들이 관광홍보에 관심을 가지는 것 같습니다. 체계적이고 풍부한 정보를 제공하는 부스도 있었고, 한국인에게 헷갈리고 어려운 정보를 제공하는 부스도 있었습니다.(게다가 전 일본여행을 여러번 간 한국인이라 다른 한국인 보다는 이해력이 있다고 생각합니다!) 블로거 초청의 경우도 アジアフューチャー에서 기획했던 것처럼 체계적이고 효과적으로 하는 곳 보다도, 그렇지 않은 곳이 많다고 생각합니다. 블로거를 5쌍(10명이죠!)이나 초청했는데, 네이버 어디에서도 그 지역 여행기를 보지 못했던 기억이 납니다.

 

機械翻訳で読めると思いますので読んでみてください。予算を掛ける以上は着実な効果を生み、顧客満足度を確実に高める企画をしてみませんか?私たちは今回の展示会を見てますます危機感を感じています。そして同時に、アジアフューチャーならニーズにこたえられる仕事をご提供してみせますよ。

 


 

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