本日、仕事で大分へ向かっています。
その道中、ラジオを付けておりましたらジャパネットたかたの高田社長が出演した特別番組が放送されていました。ラジオショッピングを始めて20周年というもの。
アナウンサーが「話術の秘密」に迫っていた。
上手に話そうとするわけではなく「気持ちを包み隠さずそのままで」話し続けたそうな。「上手に話そう」「きちんと話そう」とすることでは何も伝わらない… まぁそういう要旨でした。
これって、他のことにも当てはまりますね。
実は仕事でよく出てくるクライアントさんからのオーダーの一つに「指差し会話帳」のようなものを作って、外国人観光客に応対したいというものです。
「指差し会話帳」 この類が必要と捉える日本企業が多いようですが、私たちは外国へ旅行してそんなツールを見たことがあるでしょうか?
ホスピタブルでは「国際交流」や「国際貢献」を最初に考える企業ではありません。
いかにクライアントさんに売上を上げてもらえるかを考えている企業です。
それゆえに考えてもらいたいのは、「指差し会話帳」が売上を上げるのか?という議論。結論はNOです。
売上貢献の1つは、オペレーションの簡素化です。
それは来店する外国人も望んでいます。下手な通訳ツールよりもわかりやすさと、売りやすさ・買いやすさです。
店員さんが目すべきは、ジャパネットの高田社長と同様に
上手に話そうとするわけではなく「気持ちを包み隠さずそのままで」話し続けたそうな。「上手に話そう」「きちんと話そう」とすることでは何も伝わらない
と考えてみることです。
そういう意味では、日本人は道具を準備したり研修をしてみたり…と「形から入る」習性があります。それだけに実は直接体当たりでぶつかってコミュニケーションを取ることから逃げている人が多いようです。
要は「ありのままで勝負する」かどうかだけです。さらけ出す覚悟、体当たりする覚悟を持たないと新たな市場はつかめません。高田社長は、そこを乗り越えたから今があるのでしょうね。