放送局裏話

ラジオは何故面白くないのか?(8)

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「どうやったら、自社のラジオが他社より優位になれるか?」
まあ、ラジオ局でしたら普通こんなことは日ごろから考えているでしょう。
ご多分にもれず、僕の会社の中でもこのようなアンケートが出回ってきた。
およそラジオに関わるすべての人へ、このアンケートをばら撒いて、その上で集計するそうな。
もっとも集計をするのは、アンケートを命じられた「部下」なのだが。。。
この仕事は僕の携わる部署ではないので、「部下」としての被害をこうむってはいませんけどね。

で、まぁ。それにしてもですが。
今回回ってきたアンケートには、僕の会社内で流れているラジオの各番組ごとの
情報の伝え方や、それ以外の諸々についての「感想」を集めるもの。
このアンケート集約方法について、僕はどうもイマイチ解せないのですけど。
問題は2点。まず通常のラジオのワイド番組なんちゅうのは、普通「番組ごとに」は聞かない。
「この番組こそ聴くぞよ!」っちゅうの、何かあります?みなさま・・・・。
僕の中ではオールナイトニッポンだとか、トーキングFMだとか、サタディウェイティングバーアヴァンティ
だったりするのですけど、それ以外に「番組」を聞こうとするものなんて、何かあったっけ?
と思うわけです。所詮はローカル局。せめてパーソナリティで聴こうとする人はいるでしょうが
番組を認知して聞くという聴取状況はないんじゃないのかな?
そしてそれ以上に問題なのは、番組の感想をベースにアンケートの主軸に置いたら
「便所の落書き」になってしまうこと。

・あの番組のあいつは、うるさい とか
・あの番組は好き勝手やっているだけ とか
・あの番組は何か気に食わん とか
・あの番組のパーソナリティは頭わりい とかね。

で、それをモトにまた番組を編成しなおすとか、改革するっちゅうのは
根本的な解決にならないのよ。だって、番組のイメージうんぬんの前に
何度も言いますがSIU(セットインユース)の減少が大問題なのだから。。。。
SIUとは、簡単に言えばエリア人口に対する、ラジオ聴取者人口のこと。
この減少を食い止めることを第一義にせにゃいかん。
つまり「媒体価値」の復活。情報の発信ツールとして「ラジオこそ聞かねば!」と
一般の方々に思ってもらうような改革を、まず僕らの放送局から始めなければならないのじゃない?
もらったアンケートを見ながら、僕はそんなことを考えてしまった。
つまり。
番組ごとの感想を書いたって意味ねーな、と思ったので、書き方そのものを変えてしまった。
受け入れてもらえるかどうかは、わかりませんがね。

ちなみに。
僕は今回のアンケートにおいて、改革のカギは「マーケット・イン」じゃねーかと書きました。
昨今のラジオ番組作りっちゅうのは、得てして「プロダクト・アウト」が主流。
しかも、昔から採った手法や番組コンセプトを20年以上使い続けている。
これだけ、情報が多く、そして簡単に手に入り、市場は成熟し、人の好みは多様化してるのに。
完全に時代に取り残されている。それがローカル局のラジオの世界。
てめーで作って面白いと勝手に思っているものを流すだけ。まさに自己満足。
それを「顧客満足」に変えてくれ。と言っただけ。リスナーたるエリアの方々が欲する情報を
流せ。ただそれだけ。まずはそこからやってみろよ。と思うわけです。
オピニオンリーダーとなるのは、そのあとから。まずは信用を回復しないとね。

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コメント

  1. にょろ より:

    ミクシィから毎回とんできて、拝読させていただいてます。
    「来週あたり、どうですか??」
    東区からとんできま~す。

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