放送局裏話

聴取率調査の実態

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テレビでいうところの「視聴率」
ラジオでは「聴取率(ちょうしゅりつ)」と申します。
地区によって、調査している時期や回数が異なりますが
テレビのように毎日調査しているわけではありません。
つまりある瞬間の調査がずーっと尾を引くわけです。
標本抽出という意味合いからは間違いではありませんが、
セグメントが細かければ細かいほど、統計は信憑性を増します。
こと福岡においては調査回数は年2回。季節や話題が日々変わる
にも関わらず年2回しか調査がないわけです。いつやってるかは知らんが。
この実態が、まず媒体の価値を下げている気がしてならん。
radio09.gif
調査方法も杜撰。
調査地区の任意の人に時間軸が印刷された手帳を決められた人数だけ
配り、聴いた局を書いて、聴いた時間帯に線を引き、そして送り返す。
「なんじゃそりゃ?」と思うでしょ。
インターネットでは秒単位ですべてログが出る時代に、回覧板より
信憑性なく回収率の悪い調査をしているのです。
母数も少なく、調査回数も少ない、回収方法も相手任せが基本。
別に何らかのインセンティブもない。調査そのものに参加させる意義や貢献という
インセンティブがないまま調査票を受け取り、いざラジオを付けたら
どこもかしこもプレゼント攻勢だったら、そら嫌気さすだろ。
リスナーの数を減らしているとしか思えないな。
「他に調査している指針がない」などと、各放送局・広告会社・コンサル会社とも
異口同音に言う。「ない」じゃなくて「してない」んでしょ。
「不公平だから」なーんて、言うかも知れんけど、正しい調査方法と
小母体でも頻繁な調査を繰り返せば信憑性は増します。
とまぁ、ラジオの実態はこげな感じ。
しかも問題点はこれだけでない。


ラジオの実態調査で最も問題なのが「誤認」。
「あーよく聴いてますよ、ニッポン放送!」とTBSラジオのリスナーが言う。
「面白いですねJ-WAVE」と言いながらスペイン坂スタジオ前にいるリスナーがいる。
そんなもんです。
聴いている側は「ステーション」を意識していない人が多い。
もちろんブランド展開において、これは局側に問題が多いのですが
はっきりいって調査対象者の大多数がこのような状況では調査が成り立たない。
ラジオってこの「誤認」が大問題。
特に都会で複数局が乱立する場所ほどね。ローカルA以外のローカル局エリアは
通常AM1波、FM1波だから、誤認は起こりにくい…かな。そうでもなかったりして。

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